こんにちは!ぱにゃ(@panya_eba)です。
今日は、心が風邪をひいちゃった「うつ状態」について話していこうと思うよ!
実は、わたしも暗い波に溺れてるときがあったんだよね!へいへーい!!
…って明るく書かないと、やってられないくらい弱い自分を認めるのってしんどい。
当時はそんな自分が嫌で、友達にも誰にもちゃんと相談できなかった。
わたしは、この歳まで大した悩みもなく割とポジティブにふわふわーっと生きてきて、いじられ耐性もあるし、自分に「プライド」なんてないと思ってた。
でもいざ心を病んでみたときに、普段「なんにも悩みなさそうだよね」とか言われる自分がそれなりに気に入ってて、そこにプライドがあった事に気が付いた。
だから、病んだり、暗くなってる自分が情けなくて嫌で認めたくなくて「いまは本当の自分じゃない」って思ってて。
そういう考え方が、抜け出すのを遅れさせちゃったんだと思う。
なんでこんな事を書こうと思ったかっていうと、Kindleで無料だったから興味本位でこの本を読んでみたの。
そうしたら、当時の私が知りたかった事が書いてあって、誰にも理解してもらえないと思ってた感情が代弁してあって、読みながら…泣いたー!
それと一緒に、自分の心のメカニズムが分かってスッキリした。
もし、あなたが同じように苦しい渦中にいたら抜け出すヒントになればいいなって思って
- 「うつ状態」のメカニズムについて
- 私の実体験と試したこと
話していこうとおもうよー٩(ˊᗜˋ*)و
動画とりました
うつ病の引き金
うつ病って、簡単にいうと人が疲労し切った状態らしい。
さらに、そんななたを守るために、生命の緊急対処プログラムの「感情のプログラム」が一斉発動した状態なんだって。
最初にちょっと情緒不安定になったり、感情がうまくコントロールできなくなり始めるときって、その原因を突き止めて解決しようとするよね。
わたしには、人生と心にダイレクトアタックされる大きな出来事が3つあったんだけど、原因はそのせいだと思ってたの。
でも「これが原因だから」って口に出しても何かしっくりこなくて、何で自分が急に泣き出したり、人に会うのが怖くなったり、罪悪感につぶされそうになるのか自分で自分のことが本当に分からなった。
でも、それって自然なことだったみたい。
原因は「経験や出来事」じゃなくて、私の中に組み込まれてた本能だった。
原始時代からの防衛本能
原始人の話をするね!
たとえばクマに遭遇すると「驚きのプログラム」が発動して命がけの反応がフル回転するんだって。
【命がけの反応】
- 瞳孔が開く
- 出血を抑えるため血管が縮んで(顔面蒼白)ドロドロ血になる
- 動けるように心臓がドキドキして血を送る
- 消化管は休止してエネルギーをほかにまわす
- → のどが渇いたり、胃がいたくなる
- 肩や首の筋肉は衝撃にそなえて硬くなる
- 手や足はすべらないように汗をかく
- 直感で判断できるように頭は真っ白になる
これを戦闘疲労っていうんだけど…この反応、あなたにも経験ないかなぁ?
現代人はクマとは戦わないけど、ほかに色んなものと戦って戦闘疲労を感じてるよね。それでね、いったん疲労し切ると少しの休憩じゃ回復しないように人って出来てるらしいの。
どうしてかというと、クマと戦闘した後はいつもなら楽勝な猪相手でも負けちゃう可能性があるから、しばらく自分にとって危険な状態が続くことになる。
だから疲労しきった原始人を守るために生命の危機対処プログラムを一斉発動させるんだって。
感情のプログラムの一斉発動
あなたを守るための原始時代の知恵、感情のプログラムたちを紹介するぜー!
①不安のプログラム
疲れてると外敵に襲われやすいから常に警戒してないと危険だよね。
だから、不安が強くなると深く眠らないようにするプログラムが発動するし(不眠)、何かに集中しているときでも常にクマのことが頭から離れないんだって。そして危険にすぐに対応できるように、最悪の状態をシュミレーションし続けるように脳が働く。
ネガティブ思考に陥りやすくなるのもこの子のせいだったんだね。
②怒りのプログラム
集団生活する原始人にとって、「地位」はすごい大事なものだったんだって。
食べ物の確保、良い相手との子孫の繁栄のためにも地位を奪われないようにしなきゃいけない。だから、近づくものは全て敵のように感じて威嚇しちゃう。
感情的になったあとに「何であんなこと言っちゃったんだろう」って後悔したり。。そういうときって「怒りのプログラム」に思考を乗っ取られているかららしいよ。
だから、変に衝突しちゃったあとも自分をそんなに責めないようにしようね。
③悲しみのプログラム
たとえば、クマと戦ったときに傷を負ったとするよ。
そうしたら一番安全なのは、家に引きこもることだよね。
傷が治るまでじっと気配を消して静かに生活するために、「悲しみのプログラム」は食欲、性欲、興味を消しちゃう。
周囲から助けを求める救難信号を出すために、涙をながして泣き声を出しやすくする。
私の場合、この悲しみのプログラムが強くて長かった。
泣きたくないのに、ちょっとの刺激で涙がでちゃって外出が怖かった。
これが訳わからなかったんだけど、嬉しいことも悲しいことも、今思ってることも、自分の気持ちや本音を話そうとすると、喉がぎゅーってなって涙が出た。
まさに、悲しみのプログラムに乗っ取られてた!
うつ状態って本人も訳が分からない
健康なときは、感情は適材適所でひとつずつ出てきてくれるのに、感情のプログラムが一斉に発動している状態だと、感情すべてが同時並行に出てきちゃうの。
だから「嬉しいのに悲しくて怒りの感情と無気力感」みたいな訳わからない事になっちゃう。
いつもの自分じゃない、文字通り「別人」になってしまう。
原始人に言いたいんだけど。。。
逆に危険じゃない!?
このプログラム解除してよー! 。゚(゚´ω`゚)゚。
でも、メカニズムが分かるとちょっと心が落ち着かないかな?
変な言い方だけど、本を読んで「あぁ、すべては感情プログラムのせいだったんだ」ってストンと腑に落ちて私はすごい救われた。
もともと、自分はポジティブで楽観的な方だったと思う。
でも、このプログラムの中にいるとそんな自分に戻れるのか自信がなくなってきて、
「わたし自身が変わったのかな」
「この感情とこれから一生付き合っていかなくちゃいけないのかな」
「本音を話そうとすると涙が出る癖は治らないのかな」
「自分に自信が持てる日がくるのかな」
「本当のじぶんは違うのに、こんなんじゃないのに。。。」
こういう感情の波に溺れて、ターミネーターの最初のシーンみたいに、痛みもなく地球が一瞬で焼き尽くされちゃえばいいのになーとか考えてた。
ヤバイ。
わたしがジタバタ試したこと
メンタルクリニックに行ってみた
1回目に行ったとき、先生が話をゆっくり聞いてくれて、わたしは親にも友達にも吐き出せなかった心の内を、ぜーーんぶ洗いざらい話して泣いた。
自分でも話しながら、「吐き出した分、帰り道は気持ちもちょっとスッキリしそう」とか思ってたんだけどべつに気持ちは晴れなかった。
2回目行ったとき、違う先生が引継ぎをしたみたいで、「前回はけっこう泣いちゃったんだって?」とかちょっとニヤニヤしながら聞かれて、
なんだよ、きもちわるいな。
と思って二度と行かなかった。
たぶん怒りのプログラムのせい。
その先生は敵とみなした。
4行日記
どうやったら気持ちが回復するのかネットで調べた。
そうしたら、4行日記を付けると気持ちが上向きになるっていうからやってみたの。
1.今日の出来事
2.今日うれしかったこと
3.いま抱えている不安
4.あしたの目標
これね、効果があったかどうかは分からないけど、寝る前に頭が整理されて、ごちゃごちゃ考えずに寝付けた気はするよ。
友だちと会う
仕事柄、平日ひとりだからいけないのかなって思って、友達と会うようにした。
でも「元気な自分」で居たい気持ちが強くて、普段通りに振舞えなくて、無駄に楽しいアピールをしちゃったり、それを思い返して自分痛いなぁーって後からバタバタしたり。
でも、人と会うのは元気が出た。
ある日すごく仲良い友達に、いま自分がつらいって事を正直に打ち明けてみた時があった。
でもそれは失敗で、友達にまで哀しい表情をさせちゃったのが辛くて余計に次の日は気持ちが重たくなった。
あと、ちょっと気持ちが回復してきても、事情を知ってる友達に会うとその時の自分に戻りそうで怖くて会いづらくなる。
自論の結論:人と会うときは無理にでも楽しい時間をすごした方が回復する
生まれ故郷に行ってみた
蚊に刺されただけだった。
そのあと実家に寄ってみたら、よっぽどそっちの方が元気が出た。
映画をみた
普段から映画とか海外ドラマはけっこう観るんだけど、この映画のワンシーンになんだか釘付けになった。
男の子がトラウマに対して、ひとつずつ「バイバイ」「バイバイ」ってお別れを言うんだけど、なんか衝撃を受けてわたしもそれをやってみた。
あほみたいだけど、過去に対してちゃんとお別れが出来た気がしてそれから思い返すことが減った。
ブログを始めてみた
平日、気軽に誰かと交流できる場がほしかった。
友だちとのLINEだと「返さなきゃ」っていう義務感が生まれるし、ツイッターで絡みたいときだけ絡む、眺めるたけでもOKみたいな相手がほしかった。
そのとき、雑記ブログなんて言葉を知らなくて、私が発信できることって言ったら、eBayかなって思ってこのブログを始めた。
他にも始めた理由はあるけど、割と後付けで、そっちは「続けてる理由」かも。
ブログ始めたときは、結構気持ちは回復段階だったんだけど一番効果があったと思う。笑
人との交流の中で、本来の自分を取り戻せた気がする。
なんだろうね、自分の存在を肯定される安心感ってあるよね。
もう引き戻されたくないから、自分を大事に大事に無理はしないで、丁寧に生きていこうと思うよ。
まとめ
北朝鮮のミサイルが…ってニュースで賑わってた時に、死にたくない!ってプンプンしてる人たちを見て、すごいなぁって思ってた。別に死にたいとは思わなかったんだけど、思い返すと生への執着も薄れてた気がする。
「生きたいって強く思えること」って、すごいよね。
ひそかに目標を「ミサイルのニュースを見て、死にたくないって思うこと」に定めてた。
今は、こうなりたいって未来もあるし、ここで終わりたくないって思えるようになったよ◝( ´ω` )◜ワーイ
今あなたは、つらくて真っ暗で不安な気持ちに溺れているかもしれないし、ネガティブな自分が嫌いかもしれないけど、それはあなたを本能的に守ろうとしてくれてるプログラムだから、難しいけど、そんな自分に感謝して受け入れてみてあげてね。
わたしは、通り過ぎたからこんな事いえるのかもしれないけど、「うつ状態」を経験してよかったと思う。
痛みやどん底を知っておくと、その分もっと優しく強くなれると思うし、こんな経験がなかったら自分の内側とこんなに向き合わなかったと思う。
ひとはみーんな、強くて弱いよ!
自分だけ特別すごいことも、ダメなこともないから一歩一歩ゆっくり歩いていこうね!₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾
ではでは、
ここまで読んでいただきありがとうございました!
ぱにゃ。